入院中の日数、健診の時期、予防接種の開始日が、この日を起点に計算されます。
| 時期 | ワクチン | 区分 |
|---|---|---|
| 妊娠28〜36週 | RSウイルス(母子免疫・アブリスボ)1回 母体でできた抗体が赤ちゃんに移り、生まれてすぐの時期を守ります | 定期 |
| 生後2か月 | ロタウイルス / 五種混合(DPT-IPV-Hib) / 小児用肺炎球菌 / B型肝炎 この4つを同時接種するのが標準です | 定期 |
| 生後3・4か月 | 上の4つの2回目・3回目(ロタは製剤により2回または3回) | 定期 |
| 生後5〜8か月 | BCG(標準的な接種時期は生後5〜8か月) | 定期 |
| 生後6か月〜 | インフルエンザ(流行期に年1〜2回) | 任意 |
| 1歳 | MR(麻しん風しん)1期 / 水痘1回目 / 五種混合・小児用肺炎球菌の追加 | 定期 |
| 1歳〜 | おたふくかぜ(1歳で1回目) | 任意 |
| 1歳3か月ごろ | 水痘2回目(1回目から3か月以上あけて) | 定期 |
| 3歳 | 日本脳炎1期 | 定期 |
ロタウイルスだけは期限があります。初回接種は生後14週6日までに受ける必要があり、これを過ぎると接種できません(腸重積のリスクを避けるため)。生後2か月の接種を遅らせないのは、このためです。
回数・間隔・同時接種の組み方はワクチンや製剤によって違い、自治体の案内で決まる部分もあります。実際のスケジュールは、日本小児科学会の最新の推奨スケジュール表と、かかりつけの小児科で確認してください。
予約と付き添いの係をまるごと引き受けられる領域です。生後2か月から1歳までは接種の予定が集中し、1回でも忘れると後ろが全部ずれます。予約が取れたらすぐ共有カレンダーに入れ、接種後に熱が出たときはどちらが仕事を調整するかも先に決めておく。
| 健診 | 時期 | 位置づけ |
|---|---|---|
| 産婦健康診査 | 産後2週間・産後1か月の2回 | 公費助成の対象。体の回復に加えて、気持ちの状態も見ます |
| 1か月児健診 | 生後1か月 | 国の補助事業として自治体が実施 |
| 3〜4か月児健診 | 生後3〜4か月 | 自治体が実施(首すわり、追視などを確認) |
| 9〜10か月児健診 | 生後9〜10か月 | 自治体が実施(はいはい、つかまり立ちなど) |
| 1歳6か月児健診 | 1歳6か月 | 法定 母子保健法で市町村に義務づけ |
| 3歳児健診 | 3歳 | 法定 母子保健法で市町村に義務づけ |
| 5歳児健診 | 5歳 | 国の補助事業。実施する自治体が広がっている段階 |
時期の呼び方(4か月児健診/3〜4か月児健診など)と実施方法は自治体によって違います。案内は住んでいる市区町村から届くので、届いたら日程をすぐ押さえてください。
| 時期 | 回数 | かたさの目安 |
|---|---|---|
| 5〜6か月 ゴックン期 | 1日1回 | なめらかにすりつぶした状態。10倍がゆ1さじから |
| 7〜8か月 モグモグ期 | 1日2回 | 舌でつぶせるかたさ(絹ごし豆腐くらい) |
| 9〜11か月 カミカミ期 | 1日3回 | 歯ぐきでつぶせるかたさ(バナナくらい) |
| 12〜18か月 パクパク期 | 1日3回+補食 | 歯ぐきで噛めるかたさ(肉だんごくらい) |
1歳未満の赤ちゃんは腸内環境が整っておらず、はちみつに含まれるボツリヌス菌の芽胞が腸の中で増えて毒素を作り、乳児ボツリヌス症を起こすことがあります。国内で死亡例も報告されています。加熱しても芽胞は死にません。はちみつ入りの飲料、お菓子、パン、離乳食レシピにも注意を。1歳を過ぎれば与えて大丈夫です。
離乳食を始める時期を遅らせても食物アレルギーの予防にはならない、というのが現在の考え方です。初めての食材は、体調のよい平日の午前中に、少量から。何かあったときに小児科が開いている時間帯を選ぶのがポイントです。
作る係より、食べさせて片づける係を引き受けるほうが実際には助かります。離乳食は作るのに30分、食べさせて片づけるのに40分かかるので。まとめて作って小分け冷凍する日を、週末に自分の担当として固定するのもおすすめです。
産後数日から2週間ごろに気分が不安定になるのは「マタニティブルーズ」で、多くは自然におさまります。でも2週間を超えて続くときは産後うつの可能性があります。産後2週間・1か月の産婦健診はそれを見つけるための健診でもあるので、つらさは正直に話してください。健診を待てないときは、産院か市区町村のこども家庭センターへ。産後ケア事業(宿泊・日帰り・訪問)も使えます。
産後うつは本人が自覚しにくく、「がんばりが足りない」と自分を責める形で出ることがあります。気づけるのはいちばん近くにいる人です。上のサインが2週間続いていたら、「疲れてるだけだよ」と流さず、産院か自治体の窓口に一緒に連絡してください。予約を取る、同行する、その間赤ちゃんを見る。そこまでやって初めて相談にたどり着きます。産後うつは治療できるもので、本人の性格の問題ではありません。
制度・公的基準(予防接種、健診、離乳食、給付、安全の指針)は下の公的資料で確認したものです。各チェック項目の「くわしく」の末尾にも、その項目の出典を書いています。
一方で、月齢ごとの体重・睡眠・授乳回数の目安、発達の順序、段取りのコツ、「パートナーができること」は、特定の公的文書に一対一で対応するものではない一般的な目安と実務的な提案です。出典は付けていません。発達には大きな個人差があり、ここに書いた月齢どおりでなくても心配のいらないことがほとんどです。医学的な判断が必要なことは、健診とかかりつけの小児科で確認してください。